囲い込みから公開へ
今、インターネット業界では「Web2.0」という言葉がトレンドになっています。
はて?Webにバージョンがあったかな?と思っている人も多いかもしれません。が、その通りで、現在主に使われているHTMLで書かれたホームページは、Web1.0、もしくはWeb1.5と称され、次世代インターネットを構築するその仕様をWeb2.0といいます。明確な定義づけはありませんが、ホームページビルダーのバージョンやその他の商品のバージョンではありません。
では一体、「Web2.0」とは、どのような事を指し示しているのでしょうか?
答えは・・・実は曖昧で、いろいろな次世代的インターネットの事象やサービスを何となくそう呼んでいるといった感じです。
ただ、そういった事象の中で企業がマーケティング時に注視していることがあります。それは、次第に強くなってきたインターネットユーザーの情報発信力です。
これまでは、インターネットがいくらインタラクティブだと言われても、インターネットユーザーは基本的にはテレビと同じように情報を受け取るだけの存在でした。
しかし、ブログの登場をきっかけに、インターネットユーザーは気軽に情報発信するようになりました。そして、その後SNSや口コミサイトなどが数多く登場し、企業も一般のインターネットユーザーの発言力を無視できなくなりました。
こういった一般ユーザーの発言や投稿によって運営・拡大していくサイトをCGM(Consumer Generated Media)といいます。
今、企業では、このような一般ユーザーの発言を自社へ有利に導くための、様々なマーケティング的施策が試されています。
例を1つあげるとすれば、APIの公開がその典型です。
API(Application Program Interface)が公開されることで、誰もがGoogle Mapsの地図をホームページに無料で組み込めるようになりました。また、書籍販売のアマゾンでは、アフィリエイトプログラムのAPIを公開することで、ブログやホームページを持つ個人や企業に、ほんの紹介をしてもらい、お客さんを自社サイトに上手く誘導しています。
これまでのマスマーケティング的発想が、インターネットでは次第に通用しなくなってきていますが、今後ますますこの傾向は強くなりそうです。


